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9月終わり頃からようやく感染者数が減ってきたこと。そして若い子の頭痛が増えていること。

ここのところ発熱の電話が減少傾向で、発熱で来院された方もコロナ・インフルいずれも減少してきている印象があります。

ただインフルエンザは増加傾向の地域もあるようですので

あくまで守山市周辺の実感というところです。

ただコロナ感染者は確実に減少してきている感じがします。

やはり1度目の感染の方が1番多く、2回目の感染者は少ないと思います。

ただし以前にも触れましたが、ワクチン未接種の方、あるいは感染が1年以上前の方などは2度目以降の感染をされる傾向にあります。


そしてコロナ感染の症状としてですが

若い方の方が高熱が出る方が多く、数日して味覚障害が現れるように思います。

味覚障害は大抵は2週間程度で治っていくようですが、1ヶ月目で8割程度改善という方も多くいらっしゃいます。

そのうちほぼ訴えられなくなっていくので、今回のオミクロン株の後遺障害はそれほど長引くという印象は少ないように思います。


最大7回目コロナワクチン接種は、やはり最後の無料提供のワクチン接種ということもあるのか、非常に問い合わせが多く、中々予約が取れない状況になっています。

春の6回目はスキップしてもこの7回目はうっておこうというご高齢の方も多くいらっしゃいます。

今のところうたれた方で特に今までと違った副反応が出ているというお話は聞いていません。

直後のアレルギー反応なども今の所は1名もおられません。(9月末開始ですのでまだ300名程度しか接種していませんが)

比較的お若い方も接種を希望される方が、春のワクチン接種よりは多いように思います。


話は変わりますが

ここ最近急に涼しくなったことが関係するのか、めまい・頭痛の方が非常に増えました。

年齢は若い学生さんから中高年まで幅広い年齢層で同様の訴えをされます。

気圧などの急激な変化が体調に与える影響は本当に想像以上です。


わたくしのところでは、脳神経内科の専門医が2名常勤でおり、頭痛専門外来をしておりますので、様々な頭痛の方が来られます。

最も多いのはもちろん片頭痛なのですが(もちろん筋緊張性頭痛は多いには多いのですが)、最近特に感じるのは中高生の慢性頭痛が多いということです。

私が医者になった当時(30年以上前ですが)はこれほどは多くなかったと思います。

原因としては、おそらく親御さんたちが1番に頭に浮かぶ「スマホ使用」は一つの要因で

胸鎖乳突筋という前頸部の筋肉の凝りがすごくある子供たちが大半です。

これは首を前のめりにしてスマホやらタブレットやら、あるいはゲームなどをする生活が主体となっていることが大きな要因だと思います。

そんなお話を外来ですると、親御さんが

「ほら!、だからスマホがダメだって言ってるじゃない!」と子供さんたちに注意する光景をほぼ毎日のように見るのですが、、、

そしてかく言う私も子供にスマホを買い与えた約6年前はスマホを買い与えたことを非常に後悔し、スマホの制限をしたりなど格闘していたのでした。

でもよくよく考えてみると

今どきスマホがない生活なんてありえないわけで、マイナンバーにしてもスマホを元に登録したりとか、現代人にとってスマホは日本人にとっての健康保険証のような必需品なわけです。

わたしのような1960年代生まれの人間は白黒テレビからカラーテレビとなり、テレビをそれはそれは見続けていたわけです。その当時の明治生まれの祖父母からしたら「そんなにテレビばかり見ていたらアホになるよ!」と思っていたことでしょうし、そのような叱責も多かったように思います。

わたし達の時代にはテレビは必需品でした。


だから現代の子にとってはスマホは必需品。

それをみる子供たちが悪いのではなく、そのような世の中になってきて

スマホと共に生きていく時代になったのだと考えを変えなきゃなって思います。

無制限にみることができるスマホをいかにコントロールしていくのか、あるいは無制限にみることが本当に悪いことなのかどうかも定かではありません。

ただ脳神経内科医としては睡眠だけは絶対に絶対にとってね!といつも子供さんたちにお願いしますが。

子供の脳にとって大切なのは絶対に睡眠。

勉強しなくてもいいからとにかく睡眠を取ること。それだけは親御さんにはお願いしています。

クラブをして膨大な課題をこなして睡眠を削るくらいなら、どちらか、あるいはどちらもやめてでもいいから睡眠をとってほしいと思います。


それほど今の子達は睡眠不足と山のような課題に苦しんでいます。

わたしは一応大阪の公立の進学校というところに行っていましたが、課題などほぼありませんでした。

勉強をやりたい人はやったらいいし、やりたくない人はとりあえず学校に来て中間と期末テストを受ければ卒業できました。

大学に行きたければ、勉強すればいいし、現役でダメだったら浪人して行けばいいという感じでした。

だから学校の課題で睡眠不足になる子なんていませんでした。

クラブも強制ではありませんでしたし、皆自由に自分なりの生活を送っていました。

正直健全な学生生活を送っていました。


今の教育制度には個人的には反対です。

原因は一つではないでしょう。

ただ大きな弊害となっているのは中学受験を目指した小学生低学年からの詰め込み教育じゃないか?と思っています。

塾産業は少子化に伴い、一人の子から何倍もの塾代を徴収しないといけなくなり

それだけの勉強量を子供に課さないといけなくなりました(要因か結果かはさておき)

その結果、小さい子供にはおおよそ人間的とは言えないような勉強量を貸し

そして私立の中高はより勉強ができる子に来てもらうために、入学してきた子達に詰め込み教育をし、大学受験を無理やり成功させ実績をあげようとします。

その結果、自信をなくし学校に行けなくなったり、行きたくてもしんどくて行けなくなっている子が増えているんじゃないかと感じます。


思春期は貴重な時間であります。いろんな成長を遂げるときです。でもその成長の過程には個人差があり、子供によってはそんなデリケートな時期に毎日毎日詰め込み教育をされて、達成感もなく、頑張っても頑張っても「やって当たり前」「できなかったら君の努力が足りないからだ!」なんていう教育方針にそぐわない事はあって当然です。


だからこそ、子供さんたちが発するSOSにどうか親御さんたちは気づいてあげてください。

「あなたがどうあろうと、私にとってあなたはかけがえのない子供だから」と。

思ってはいても子供には伝わっていないこともあります。


子供達の笑顔が親にとっては最高の活力だなと思います。










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