11月中旬頃までは新型コロナの新規感染者は数日に1件から2件ある程度であったのが、11月末からまた増加傾向です。
インフルエンザは8月ころから増え始め未だ減少の気配がなく毎日のようにA型の方が多く来られます。
インフルエンザA型は学生さんの間で流行しており、その親御さんが一緒に感染されるという感じで、ご高齢の方でインフルエンザの方は少ないように思います。
ただコロナ感染は確実に増加傾向。今回はさすがに二回目感染の方が増加してきました。
複数回感染される場合にはワクチン未接種者の若年層が占める割合が多い印象です。
症状としては高熱というよりは中等度の発熱の方が多い印象で一時期よりも症状は若干軽くなっているように思います。
感染者の年齢分布は多岐にわたり高齢者も多く感染してこられます。(この場合はワクチンを複数回は接種されており初感染のかたも多く、症状は軽い方が大半です)
コロナは無症状の状態で人への感染力がある独特の病気ですので、周りに風邪の人がいなかったにもかかわらずご本人はコロナであることが多くなってきました。
マスクをはずすようになり、大勢で集まる機会なども増えてきていることが一因かと思われます。
会社の忘年会などでコロナ感染クラスターを起こしておられる場合もあるようです。
ただ以上の2疾患のインフルやコロナでない風邪症状の方も多く、様々な風邪ウイルスが同時に流行しているようです。
先日は高熱と採血での異常で最終的にはマイコプラズマ肺炎だった方もおられ、肺炎が中等度以上でしたので入院・加療になられました。
中国に端を発し今ではアメリカ、ヨーロッパ、インドなどで小児の肺炎が増えているという状況が一体何から引き起こされているのか明確な答えはわかっておらず
あくまでも推測の域を出ないようです。
中国やWHO、またアメリカのCDCの発表によると未知のウイルスではないのだろうということですが、
これについてもまだ詳細については明らかではなく注意するにこしたことはありません。
中国では小児専門の病院でのベッドの占有率は一説には3/4とも言われており
小児がそこまで肺炎になり入院になるという病気が果たしてマイコプラズマだけなのか??疑問に思うところではあります。
新型コロナは今までは小児にはそれほどの症状を引き起こさなかったというところが救いでありましたので
ウイルスか細菌か何かはわかりませんが
小児を特に襲う肺炎は恐ろしいとしか言いようがありません。
年末にかけて集まりやら旅行を楽しみにしておられる方も多いかと思います。
それをいちいちやめていては子供たちもかわいそうです。
でも不特定多数の人たちが寄るところではマスクをつける、やあるいはそういうところだけは避ける、、や、少しの工夫で防げるものはあるかと思います。
楽しみながら、そして頭の片隅に少し感染防御のお気持ちをもっていただけたら・・
と願います。
年末にかけてまた昨年のように町中に感染者の方があふれかえるという事が起こりませんように・・・と祈ってはいるのですが。
どうか皆様、ご自愛なさって気を付けてお過ごしください。
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