患者様の中には、色々なネット情報やあるいはテレビなどから奇抜な発想をされる自称専門家なる人たちのおっしゃる事を信じて、実際に臨床現場で患者さんを診療している医者の言葉には耳を傾けてくださらない場合があります。
問題は現場の医者はテレビに出てそれを啓蒙する時間もないというの実情ですが。
なので〇〇先生、〇〇大卒業、〇〇研究所所属・・なんていう肩書きがあると信じてしまうわけです。
尾身先生のおっしゃる内容は少し回りくどく、また言葉を選んでおられるため一般の方にはわかりにくいのかもしれません。
でも逆に言うと、「絶対にこうすべきだ!」とか「〇〇のやり方は間違っている!」「日本の対策は世界的にも間違っている!」とか言う人の方がよっぽど怪しいんです。
だってまだまだわからないことだらけで、何が成功なのか何が失敗なのか
ワクチン一つにとってもこの効果があるのかないのかそれも安全性というところに重きを置きながら手探りなんです。
その事を正直におっしゃっているのが尾身先生です。
ただ国はもう少しわかりやすい言葉で、一体今は何をしようとしているのか
今後何を目標として今の対策はなされているのか、きめ細かく説明すべきとおっしゃっていました。
その通りだと思います。
変な政党の変な煽りのコメントや、変な専門家の異様な言葉に左右されるべき時ではありません。
もう1年経って、十分わかってきました。
このウイルスは決して風邪ではない。インフルエンザでもない。
普段なら絶対にかぜごときでは死なないような元気な高齢者が亡くなる病気です。
だからちゃんと恐れることは大切です。
ワクチン接種をしないで免疫がない状態で高齢者がかかって重症化し亡くなる可能性の高さとワクチン接種をしてひょっとしたらかかりにくい可能性が出て、しかもほとんど死んでしまうような副反応は滅多にはないであろう事を考えると
接種した方が今の時点では得策かと思います。
でも打ちたくない方は打たなくていいと思います。
だって自分の人生です。自分で決める権利があります。
そして国も何も皆様を実験台にして何かを企んでいるわけではありません。
でもそれが企みのように思えるのならワクチン接種に参加しなければいい。
とにかくなるだけ早く免疫をできるだけリスクの高い人につけていくことが大切です。
お願いしたいのは根拠のない煽り報道などで過度にワクチンを恐れ、それを周りに伝え
情報を得られない高齢者を巻き込まないで欲しいということです。
時間がありません。
集団接種をする場合、ミクロでなくてマクロで考えざるを得ないのです。
緊急事態での予防接種であるということを皆様にご理解いただきたいです。
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