当院ではつい10月末頃まではコロナワクチンの予約はそれほど埋まることはない状況でしたが、ここ最近は大変取りづらい状況となっております。
前回の接種から3ヶ月でうてるということ、最近また流行り始めていること、今年はほぼ確実にインフルエンザが流行るであろうこと。BA1からBA5対応に変わったこと、
そしておそらく無料で国が皆様にワクチン実施をそるのがこれで最後になりそうであることなど、複数の要因で多くの方がうっておこうと考えておられるようです。
コロナワクチンへの恐怖心も徐々に薄れつつあり、経済活動なども以前通りとはいかずとも戻ってきています。
実際に感染した方の多くは軽症であり、日常生活に比較的短期間で戻られておられます。
ただ、本当に一点注意していただきたいことは、確実に長期間続く全身倦怠感や息苦しさ、めまい感などのいわゆる「後遺障害」の状態の方がおられるということです。
当クリニックにも定期受診されている方は増えてきました。
やはりその方達は、コロナ感染は怖い、かかりたくなかった・・と言っておられます。
もちろん絶対に防げる感染症ではないでしょうから、かかってしまったら仕方ないのですが
できればかからないようには過ごした方がいいのかなと個人的にはまだ考えております。
経済活動を縮小せずとも、普段マスクをして大勢での会食は避けて
なるだけ換気のいいところで過ごすという行動を少し気をつけるだけでも感染の確率は減るものです。
すでにインフルエンザ感染は確認されておりますので
おそらく同時感染される方も出てくるであろうと思います。
インフルエンザワクチン・コロナワクチン共に完全に感染防御をするものではないですが
呼吸器を感染から守るというブースター的意味でもワクチン接種は一定の効果はあると思います。
ただ個で考えれば、コロナワクチンの副反応で非常に苦しんだ方などもおられますので
ワクチン接種がそれほど問題なく受けられる方は受けて、できるだけ全体的な免疫をあげてより弱い人たち、つまり幼い子供、免疫力の下がっている方々(様々な疾患で)、高齢者の方々を守るというスタンスでワクチン接種を受けていただく、、そんなイメージを持っています。
当院では頭痛外来、糖尿病外来など特殊外来を行なっております。
これらの疾患もコロナ禍で増えたなという印象を持っています。
またわたくしは脳神経内科医でもあり、多くの神経変性疾患(パーキンソン病や認知症など)の方も担当しております。
コロナ禍で運動量が減り、運動機能が落ちさらに骨も弱くなり骨折する方も増えています。
冬になりますとたくさん着込み、身動きが不自由になり、またスリッパなどを履いて自宅で過ごしますと転倒のリスクも上がります。
どうぞお怪我のないように、安全に日々をお過ごしください。
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