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まさしく第9波の中にいる

滋賀県では先週くらいからその傾向はありましたが今週に入り

発熱の方が激増し、そしてコロナの陽性率も激増しました。インフルエンザはほぼいない状況です。

ただ中にはお子様のヘルパンギーナや他のウイルス感染をもらわれている方もおられます。


ただ今回は今まで違う点として、高齢者を守るという意識のもとに介護施設や高齢者施設での感染防御体制にひょっとして綻びが出てきた?いやあるいはあまりにも多くの感染者がいるために防御しきれないのか?

いずれにしても担当しているご高齢患者様の感染者が確実に増えています。

入院せねばならない状況の方も増えてきました。


自分で食事をすることができたり、排泄などもコントロールできるような高齢の方は比較的軽症で終わられるように思いますが

飲水なども促さないとおできにならないようなレベルの方は、肺炎になられたり

脱水で消耗されたりという事態に陥りやすいと感じます。


5類になったことで入院などの受け入れがされやすくなったのか?と言われたら

それはむしろ難しくなっている・・という印象です。

5類は区分上の問題であって、コロナが広がりやすい、時に重症化しやすい、といった特性は何ら変わっていませんので

どこの病院も慎重にならざるを言えません。

インフルエンザと同様、できれば自宅でお過ごしくださいというのが

病院の真意となります。


これも致しかたないことと思います。

だからこそハイリスクの方はとにかく感染しないように留意すること

これに尽きるかと思います。


高齢者はできるだけワクチンで少しでも免疫を高めておくというのもわたくし個人としては思っているところです。


現在は滋賀県は高校生の体育祭・文化祭で異様なクラスターがあちこちで発生しております。高校生は大抵は2回接種の方が多く

40度近い熱を出す人をよく見かけます。

中には食事が取れないほどの咽頭痛に至ることもあります。


そしてサービスを利用している高齢者が次々と感染していっています。

どんどん患者様が増えてきた場合は医療機関の入院が今以上に難しくなりますので

どうか、互いにうつしあわないようにできる限りの対策をしていただきたく存じます。


わたくしはワクチンは6回接種でまだコロナ感染はしておりません。

できれば感染をくぐり抜けたいところですが、いずれは感染していくのだろうと思います。

またそうでなければ国民全体の集団免疫を獲得もできませんし・・。

できるだけ軽症で終わらせたいと思いますが、これもその時の運のようなものですので・・・。

まあ寝不足は避け、過度のストレスを抱えず、お酒を飲みすぎず、旬の物を美味しくいただきながら、適度に人生を楽しみながら日々を暮らすこと。

これが一番免疫力を良い状態に保てるように思います。


どうか皆様ご自愛なさってくださいね。


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